※日本では「ミスカル」と表記されることが多いですが、ここではあえて韓国語の発音に近い「ミスッカル」と表記します😊
韓国ドラマで「ミスッカル」という言葉を聞いた事はありませんか?
少し前に流行った韓ドラの「椿の花咲く頃」でも、主人公のトンベクがミスッカルをシャカシャカさせながらヨンシクとお話するシーンがありました。
韓国では、暑い夏に氷を入れて冷たくして飲んだり、慌ただしい朝の食事代わりにミスッカルを飲むことも。
今日はそんなミスッカルの味や効果について紹介したいと思います!
ミスッカル=穀物や豆の粉を使った韓国発『美容健康ドリンク』
正直言って、日本で言うこれ!という飲み物はありません・・・が、あえて言うなら、「きな粉ドリンク」に近いかもしれません。ミスッカルはたくさんの穀物や豆の粉でできていて、栄養たっぷりなので食事の代わりとしても愛飲されます。
穀物や豆の種類も豊富で、その組み合わせや、牛乳やはちみつ、黒蜜を使ったりしてオリジナルの味に変えられるのもミスッカルの楽しさです。
日本で売られてるミスッカルは、きな粉の味が強いものが多いかな・・・という印象です。
原材料は、主に米粉・はったい粉(大麦やハダカムギを焙煎して石臼などで挽いた粉のこと)・玄米・黒豆・ハト麦・黒ゴマ・白ゴマなど。
他にも、よもぎ・黒米・赤米・桑の葉・とうもろこし・サトウキビなどを使用したミスッカルもあります。
この材料を見ただけでも、日ごろ摂取しにくい栄養素がたっぷり含まれているのは予想できますよね! ではその効果はいかほど・・・
効果 ①ダイエット
ミスッカルの1杯あたりのカロリーは100g辺り380kcalと少し高め。(・・・というか、韓国では作る量がなかなか多くて、 200ccくらいの牛乳に大さじ2杯くらいのミスッカルをドバドバいれるので、それだけでお腹いっぱいになりますw)
日本で売られているミスッカルはスティック状になっていて、1杯あたり20gで85kcalなので、韓国の人たちが朝食代わりにしているのも十分理解できますよね。
では、何故カロリーの高いミスッカルがダイエットに効果的かというと、その答えは原材料にあります。
主要成分である大麦は、食物繊維が豊富で白米の17倍にもあたり、玄米はミネラルがっぷりで鉄分・マグネシウムなど日常生活では摂取しにくい栄養素が多く含まれています。これらの成分は、天然の整腸剤的な役割を果たすので、自然と便秘が解消されていきます。
ダイエットで最も大切なのは、エネルギーをとりながら体内にたまった毒素を排出すること。
まさに、ミスッカルはその二つの役割をしっかりと果たしてくれるのです。
そして、香ばしい味が満腹中枢を刺激するので、1杯だけでも満腹感が得られ自然と間食が減ります。
味も自分好みに変えられるので、毎日同じものを飲むという苦痛よりも、今日はこんな味にしてみようかなぁと楽しんで作られるのも、ダイエットが長続きするポイントです!
効果 ②美肌効果
ダイエットだけでなく美肌づくりにもいい影響を与えてくれるミスッカル。中でも、ハトムギは美肌を作り上げるには欠かせない材料です。
ターンオーバーという言葉を聞いたことがあると思いますが、一言でいうと「お肌の再生、生まれ変わり」を意味します。このターンオーバーは紫外線やストレス、加齢、そしてビタミン不足などの影響で不安定になりがち。ターンオーバーが不安定になるとお肌の表面に不必要な角質などが蓄積され、肌荒れや乾燥、ニキビ、更にはシミやしわなど、お肌の様々なトラブルの原因にもなってしまいます。
ミスッカルに含まれるハトムギは、タンパク質やアミノ酸が豊富で新陳代謝を促す効果を発揮します。新陳代謝が活発化すると、体内にたまった老廃物を取り除き体外に排出してくれる動きも活発化するので、お肌を内側から綺麗にしてくれます。
それだけでなく、ハトムギには美肌作りに欠かせないビタミンB群、ミネラルもたくさん含まれているので、継続して摂取することで無理せず自然と美肌を手に入れることができるのです。ハトムギの味だけだとあまりにも淡白で飲みにくいのですが、大麦や玄米、はちみつなどが合わさることでとても飲みやすくなります。
注意点
何でもそうですが、ミスッカルのとりすぎはよくありません。
先ほども述べたようにミスッカル自体、食物繊維が豊富なので摂取しすぎる(特に牛乳でわって飲む)とお腹を下すことがあります。留学中、ルームメイトがミスッカルダイエットをすると言い出し、3食すべてをミスッカルにしたのですが、下痢が止まらずトイレにこもりっきりにw
なので、飲みすぎには要注意です!
そして、大豆などの食品アレルギーを持っている人は、購入前に必ず原材料のチェックをお忘れなく!!
日本では馴染みのない飲み物ですが、ネットやカルディでも購入ができるみたいなので、関心のある方はぜひ試してみてください!